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書籍『ゆっくり・のんびり・マイペースが子どもを伸ばす』その子らしさと学力を伸ばすお絵描きの秘密!の「まえがき」

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まえがき

 

2015年夏、スペイン、北西部の町のとある保育園を訪問しました。
ここでは学校の始まる前の3歳児までの子ども達を預かっています。

木造の素朴な園内には、木や布で作った手作りのおもちゃやお人形がたくさんあり、

子ども達の作った作品が所せましと飾られていました。

 

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庭にはトマトやナスの苗が植えられており、私はすぐにこの何だか懐かしいような、

優しい落ち着いた園に魅了されてしまいました。

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子ども達の作品の中でも絵の具と塩を混ぜて作ったという作品がとても印象深く思いましたので、

「どうやって、このような面白い作品のアイディアを思いつくのですか?」と先生に質問しました。

 

すると、「私はただ材料を変えてあげるだけです。筆とか、紙とか・・・。

そうすると、あとは子ども達が自由に考え出してくれます。

ある時は泥遊びをしてドロドロになった手でそのままお絵描きを楽しんだこともあります。」

 

それを聞いてはっとしました。

どうやら依然として私には、先生や大人が万全に準備をしたり、

何かをさせたり、教えてあげるという考えがあるようです。

子ども達自身が自分の目でみて、心で感じ、自分の手で自由に創造する。

だからこそ、ユニークで味わい深く面白い作品が出来るのですね。

 

 

枠からはみ出さないように塗りなさい
これを線の通りに切ったらここに貼るんですよ
海は青、なすは紫、ワニはみどりですよ
大人の指示通りに創った作品に何か魅力があるでしょうか?
作る過程で、新しい発見があるでしょうか?
自分が作ったという満足感が得られるでしょうか?
オリジナリティーがあるでしょうか?
子ども達の遊びやお絵描きといった活動は、評価したり、優劣をつけるものではありません。

また、大人の趣味や享楽や息抜きなどとも全く性質の異なるものなのです。

そう、それは子ども達の発達そのものなのです。

 

上手に作ること、失敗しないこと はみ出さないことではないのです。

子ども達にとっては、結果よりもどのように取り組んだのかが重要なのです。

まずとにかく自分でやってみること そしていろいろ工夫すること

そして味わい楽しむことこれにつきます。

 

その過程こそが、人間になるために必要な学びそのものなのです。

 

例えば多くの人の命を救うことになった世界初の抗生物質「ペニシリン」は、

培養器をカビだらけにしてしまったことがきっかけで発見されました。

このように、これまでの偉大な発明は、多くの失敗から生み出されたのです。

どうか子ども達の才能を信じて、子ども達自身が自分の足で一歩一歩進んで行くその過程を見守ってあげて下さい。

そして、上手に出来ることや結果を出すことに執着せず、多いに失敗し、そこから自分で工夫することを学ぶ。

物事の過程を大事にし、ゆっくりと楽しみ味わうことの重要性を体験させてあげて下さい。

 

大人目線のその余計な一言やアドバイスが、そして、周りの大人の常識や価値観を押し付けることが、

子ども達の才能や可能性をどんどん潰しているという事実を知って欲しいのです。

 

私は個人的には言葉が上手に出てくる2歳頃から、

何でもある程度分かってきてはいるがまだよく分からない部分もあるといった微妙な4歳児の描く絵が大好きです。

子ども達の内部から出て来るその丸やぐるぐるを見ると、その線の一つ一つが愛おしくてたまりません。

 

また、これまでの教育の問題点は、幼児の素晴らしい情操教育と学童期の理論教育が乖離しいるということです。

私の知っている限りでは、周りのお母さんは大変に細やかに子どものお世話をし、食事に気を付け、外遊びに連れて行き、

様々な体験をさせるために大変な努力をされている方が多いと感じます。

 

そして、そのようなお母さんの努力を反映して子供達も、心優しく賢く育っていきます。

しかしながら、就学を意識したとたんに途方にくれてしまうのです。

それまで、ゆっくり丁寧に穏やかな生活だったのにも関わらず、

他の子どもに後れをとらないようにと文字や数字を教えたり、スイミング、ピアノにバレエに英語などの

習い事でカリカリしてしまします。折角のこれまでのお母さんの努力が、学校教育を目前に行き場を失うという現状があります。

 

そこで、なんとかその豊かな子育てを、学童期にも引き続き行いながら感情豊かに、

その子らしくあり、そしてしっかりとした学力をつけるにはどうすればよいかということを探し求めました。

 

そして最終的に行き着いたのが、子どものお絵描きによる一貫した育児・教育だったのです。

 

まず、本書では、その前半部分である幼児期1歳~5歳の子どものお絵描きに焦点を絞り、

子どもの発達を学びながら、いかに幼児期の子ども達の豊かな感情と学力の土台を育んでいくのかについてお話していきます。

 

暗い土の中から 種が芽を出します
風の力にふれて 葉をひろげます
そして日の光をうけて ゆたかな実を結びます

そのように心の種は からだの中で芽を出し
そのように魂の力は 世の中に向けてひろがり
そのように私たちは 精神の光の中で
ゆたかな実を結ぶのです

 

ルドルフ・シュタイナー 『教育のためのお祈り』より

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