3か月の赤ちゃんの語りかけの実践
この頃の赤ちゃんは目覚ましい発達を
見せてくれます。
第一に、あやすとにこっと笑うようになります。
第二に、声(喃語なんご)を出すようになります。
第三に、動いているものを目で追えるようになります。
ですから、赤ちゃんとコミュニケーションを
とるのが以前よりももっと楽しくなってきますし、
話しかけると、それに応えて声を
だすようになるので、本当の意味での
会話が始まります。
また、
目がよく見えるようになったため、
静止しているものはもちろん
動いているものも目で追うことができ
いろんな遊びを取り入れて
楽しめるようになります。
赤ちゃんの成長に合わせて
お母さんの語り掛けも
少しづつバージョンアップして
いきましょう。
先月までと同様に、
オムツ替えや入浴の時の語りかけを
行うと同時に、
歌を歌いながら体を動かしてあげたり、
風船や風車、ボール、ゼンマイで
動くおもちゃで遊んでみましょう。
また、今月からの赤ちゃんへの
語りかけには以下のことを
意識するとよいでしょう。
以下、「語りかけ育児」
サリー・ウォード著から引用
『生後4か月で赤ちゃんが何を見て、
何に注意しているか、お母さんが
どれくらい気付いているかを
調べると、赤ちゃんの1歳1ヶ月での
ことばの発達を予測できます。
生後4か月のときに自分の赤ちゃんは
とても注意が移りやすいと気付いている
お母さんの子は、気付いていない
お母さんの子よりも、1歳5か月の時点で
ずっとことばが豊かだったという
研究があります。
赤ちゃんが何を見ているかに
気付いているお母さんは、それについて
たくさん話しかけてあげている、
と言えそうです。』
赤ちゃんでも小学生でも
同じことが言えるのですが、
今、赤ちゃんが興味関心の
あること、見ているもの、
聞いているもの、注意しているもの
に関してお話してあげることが
重要です。
現在進行形の状況を
お母さんが実況中継してくれるのですから
言葉の習得も早くなりますよね。
赤ちゃんが何をしたいのか、何に
興味を持っているのか、何に
注意しているのか、
よーく観察してみて下さい。
そうすると、
いろんなことがだんだん分かってきます。
今、遊んで欲しいんだな。
これが好きなんだな。
暇そうにしてるな。
これに興味があるんだな。
お腹空いたんだな。
お散歩いきたいのかな。
眠いのかな。
また、
3か月ごろになると
先月よりもさらに起きている時間が
長くなってきますが、
それでもまだ一日の大半は
寝ている状態です。
そう考えると、
赤ちゃんが機嫌よく起きている
時間はあまり長くはありません。
赤ちゃんが起きている間は、
時間の許す限り遊んであげるといいですね。
赤ちゃんの目を真正面から
良く見て、あやしてみて下さい。
可愛い笑顔と声で反応してくれますよ。
あなたも今すぐ語りかけをやってみましょう!
1、毎日歌う歌を一つ決める
2、毎日見せる絵本を一つ決める
3、遊びを一つ取り入れる
4、赤ちゃんが何を見ているかに気付いて
それについてたくさんお話してあげる。