書店に並んでいる多くの絵本から子どもにあった絵本を選ぶのは大変なことですよね。
紹介したい絵本がたくさんある中で、4人の子育てを通して、我が家の子供達が好きな絵本を年齢別に
10冊ずつ厳選してみました。どうぞ、ご活用下さい。
親子のふれあいや絆づくりが特に大切な乳幼児期ですから、
できるだけテレビやスマートフォンは消して、
絵本を通して豊かなコミュニケーションの時間を楽しみましょう。
ひざに抱っこし、お母さんの声やむくもりを感じながら、
子どもたちがお母さんと一緒に優しく楽しいひとときを過ごせることを願っています。
5歳になると、友だちと遊ぶことがとても楽しい時期です。その中で自分を発見したり、仲間意識が育っていく時期でもあります。遊びもより高度になってきますし、一つのことから別のことへと発展させていくというような考える力も伸びていきます。自分のことは一通り出来るようになってきますので、いろんなことを自分で工夫したり、解決しようという意欲が芽生えてきます。
【5歳児におすすすめの絵本ランキング】
1位 ダンプえんちょうやっつけた
作:ふるた たるひ たばた せいいち 出版社:童心社
何度も読んで読んでと言われる絵本です。自分のパンツがないときは、
お母さんのパンツをはいてくるガラパン。というところにかなりうけていた子供達。
また、親の立場では、自分でルールを決め、主体的に遊ぶことで、
子供達は成長していくんだなあと感じた一冊。
なかなかダンプえんちょうのようにパワフルに子供達と遊んであげることは出来ないけれど、
子供達が自由に創造的な遊びが出来るように見守ってあげれたらいいなあと思います。
2位 めっきらもっきらどーんどん
作: 長谷川 摂子 絵: ふりや なな 出版社:福音館書店
「ちんぷく まんぷく・・・めっきら もっきら どおんどん」という、
呪文をとなえると、不思議な世界へ導かれます。
そこで可愛らしい三人組の妖怪が登場します。妖怪たちと一緒に、空を飛んだり、
お餅のなる木でお中を満たしたり、ファンタジーの王道作品です。
遊んでいるうちに、ふと心細くなったところで、現実の世界に戻ってくるという、楽しく愉快な冒険作品です。
3位 おしゃべりなたまごやき
作: 寺村 輝夫 絵: 長 新太 出版社:福音館書店
ろんぐセラーの絵本で、私も小学校低学年の時に図書館から借りて読んだ記憶がある絵本です。
ある王様のおはなしです。王様はにわとり小屋にぎゅうぎゅう詰めになったにわとりをかわいそうに思い、
にわとり小屋の戸を開けますが、その後大騒ぎになります。
兵隊たちは大様が犯人とは知らずに、犯人探しをはじめますが、みつかりません。
最後は、鶏の卵が秘密をばらしてしまうという面白いお話です。
4位 おおきなおおきなおいも
作: 市村 久子 絵: 赤羽 末吉 出版社:福音館書店
あおぞらようちえんの子どもたちはいもほりを楽しみにしています。
ところが雨でいもほりは一週間延期になってしまいます。
そこで、子ども達は、大きく育つおいもの絵を描きます。
みんなで力を合わせておいもを掘り、ヘリコプターでようちえんに運びます。
みんなで洗って、今度は船にして、またまた今度は恐竜いもざうるすにして遊びます。
子供達の創造がどんどん膨らんでいく、とっても豊かな楽しいお話です。
5位 いやいやえん
作:中川 李枝子 絵:大村 百合子 出版社:福音館書店
7編からなる童話集です。ようちえんという身近な舞台で繰り広げられてはいますが、
現実とファンタジーの世界を子供の視点で上手く行き来しているお話で面白いですね。
主人公のいたずらっこ「しげる君」を取り巻く、不思議で愉快なお話ばかりで、
子供達も大変気に入っている絵本の一つです。船を造って、くじらをとりに行ったり、
くまの子どもがようちえんに来たり、遊んでいるしげる君が、狼に狙われたり、
いやいや言う子供専用、自由奔放で約束事のない「いやいや園」に入れられたり。とにかく、楽しい絵本です。
6位 およぐ
作・絵:なかの ひろたか 出版社:福音館書店
およくということを、順序立てて説明してある絵本です。
子どもって、最初は顔を水につけるのを嫌がったりしますよね。
でも大丈夫、シャワーでばしゃばしゃ水遊びして顔に水がかかっても平気になったら・・・と、
話はすすみます。温泉でお尻がぷかぷか浮かんでいる絵が面白いようです。
子どもって、なんでこういうネタが好きなんでしょうか。
水泳を始める前に読んでおくとよいかもしれません。
7位 ロボット・カミイ
作:古田 足日 絵:堀内 誠一 出版社:福音館書店
カミイは、たけし君ととようこちゃんがつくった段ボールのロボットです。
とにかくやりたい放題で、我がままなのですが、愛嬌もあり、憎めないロボット君です。
最後はカミイが子どもの命を守るという思いがけない展開にどきどきさせられます。
長いお話ですが、一気に読んでしまえるお話です。
8位 ももいろのきりん
作: 中川 李枝子 絵: 中川 宗弥 出版社:福音館書店
るるこちゃんはお母さんから、とても大きいももいろの紙をもらいます。
そして、その大きなももいろの紙で、世界一きれいで強いきりん「キリカ」を作ります。
キリカは大きくて部屋の中に入りません、それで首を外に出して眠るのですが、
夜に雨が降って、びしょぬれになり、きりかのももいろが薄くなってしまいました。
そこでキリカはるるこちゃんを乗せて、遠くの山のクレヨンの木を目指して走り出します。
4~5歳のお子さんにぴったりの、愉快なファンタジー&冒険絵本です。男の子も女の子も楽しめる一冊です。
9位 おしいれのぼうけん
作: ふるた たるひ たばた せいいち 出版社:童心社
ひとつはおしいれで、もうひとつはねずみばあさんです。
お昼寝前にミニカーのとりっこでけんかをしたさとし君とあきら君は、お仕置きで、
保育園のおしいれに入れられてしまいます。
するとしばらくして、おそろしいねずみばあさんに出会います。
小学校低学年でも十分読み応えのある絵本です。
長く読み続けられているロングセラーで、読み聞かせている大人もワクワクする作品です。
10位 きつねのおきゃくさま
作:あまん きみこ 絵:二俣 英五郎 出版社:サンリード
泣かされた絵本のうちの一冊です。太らせてから食べようと思い、
狐はウサギとアヒルとひよこを家で育てます。
しかし、ウサギとアヒルとひよこは優しくしてくれる狐を心から、信頼し感謝し尊敬します。
そうしているうちに、狐は自分の中の使命に目覚めます。ある日、狼がやって来てみんなを襲いにかかります。
狐は、動物達を守るため、力のある限り戦いました。そして笑って死にます。
とっても感動するいい絵本です。お勧めの一冊!