進化8 これは進化です!
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ちいさな いけのなかで ちいさな おさかなさんたちが うんどうかいを
しています。あかぐみ、あおぐみ、しろぐみに わかれています。
みんなで 24ひき います。それぞれの くみにいる おさかなさんの
かずは みんな おなじです。では、しろぐみの おさかなさんは なんびきでしょう。
お魚じゃなくて、プランクトンがいい! ということで、
プランクトンが運動会をしている絵を描きました。
赤組、青組、白組をそれぞれ一つずつ●で書きました。
・・・・・24匹います。
ペンで点々を描き始めたその時・・・
「いや、後で分からなくなるから
ちゃんと書こう。」
といって、
赤、青、白のそれぞれのグループの●の下に
24匹になるまで順番に●を描きました。
最後に、
白組を数えて正解、8匹!
そうなんです、これが進化ですよねー。
自分で工夫する。
今までは適当に点々を描いていて
たまに、点々がくっついていたりして
数え間違いをしたりしていましたが・・・
今回は、考えましたね。
よく出来ました♪
子どもに間違えさせる勇気って必要ですよね。
子どもが間違えると、親は不安になったり焦ったりして
あれこれアドバイスをしたり、
ヒントを与えて解かせようとしてしまいがちですが、
なかなか・・・特に
今の子ども達は、堂々と失敗するとか
そして、その失敗から学び、工夫をしたり
試行錯誤を繰り返したりということを
経験をする機会が乏しくなってきています。
とにかくなんにつけても、
綺麗であること
上手であること
キチンと出来る事
正解すること
お行儀よくすること
を、常に求められていて、
なかなか自分の思うように、自由に試してみるという
機会が減っています。
少なくても、
どんぐり問題をしているときは、
その白い紙の上では、
何でも自由に好きなように試してみていい、
そして、堂々と間違ってもいい、
失敗してもいい、
好きなように表現してもいい、
そんな、自由な環境を与えてあげたいなと思います。
そのような環境があって初めて、
自分で気づく
自分で工夫する
失敗から学び、次へつなげる
という学習、そして人生への態度そのものを
培っていけるのだと思います。