どんぐり問題【4年生】

どんぐり問題4年生 4MX09 そうきたか!

投稿日:

進化2 そうきたか!

4MX09

 

カブト3匹とクワガタ4匹を缶に入れて重さを計ったら2㎏600gでした。

缶はカブトと同じ重さで、カブトは3匹とも同じ重さです。また、

クワガタは1匹がカブトと同じで、他の3匹はカブトの丁度半分の

重さです。では、軽いクワガタ1匹の重さは何gでしょう。

 

という問題をしました。

「はい、出来た。1匹200g。」

 

じゃあ、ちょっと待ってね答え確認するからね、

と言って、私も絵を描きながら問題を解く。

 

あれ、半分残ったなー。

どうするこれ?

 

そうだな、2倍にすればいいか。

 

ということで、カブトが6匹分+クワガタが1匹分

を2倍にして、カブト13匹分で5㎏200gということにして、

カブトが400gとでました。

 

ですから、軽いクワガタはその半分で200g。

 

 

その後、

 

子どもの解答を見て、

ちょっと意味が分からなかったので、

 

「なんで、クワガタ200gって分かったの?」

 

「だって、クワガタが13匹分だから・・・

2kg600gを半分にしたら、1㎏300g

だから、100g二つ分。」

 

 

なるほど~。気が付かなかった。

 

私はカブトを基準にして考えた。だって1だから。

子どもはクワガタを基準にして考えた。半分を。

 

半分を基準に考えれるって凄いな。

 

 

そうだよね、クワガタを基準にしたほうが、簡単だし、速い。

 

 

そして、説明してもらうまで、クワガタを基準にすることを

思い付けなかった自分の頭の固さ

 

そして、子どもの頭の柔軟さと合理性

 

恐れ入りました。

 

 

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執筆者:


  1. レオン より:

    ◎基準の変換は、視点変換のための大きなキーポイントなんです。こうやって、様々な切り口を身に付けるんです。素敵ですねぇ。

    • donguru より:

      糸山先生、ご無沙汰しております。
      ブログに来ていただいてありがとうございます。
      お蔭さまで、子供達はどんどん賢くなっていってくれてます。
      こんな考え方ができるんだなあといつも勉強
      させて貰ってます。

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通称どんぐる先生

ルクセンブルク大公国5か国語環境で、5人の子育てをしながら、ゆっくり・じっくり・マイペース日本語継承語教育と考える力を伸ばす『どんぐり倶楽部』の算数教育方法を広めています。

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