どんぐり問題【一般】 どんぐり問題【6年生】

どんぐり問題~6MX59 400年前にすでに答えは出ていた~

投稿日:2019年8月12日 更新日:

夏やすみということで、

この期間は
進化の時期ですよ。

これまでやってはみたものの
正解にいたらなかった
分からん帳に入っている
問題のみを行いましょう!

さて、

小学校をこの夏卒業した
長男の末路・・・笑

まあ

どんぐり問題を続けると
どういうことが
起こるのか

参考にしていただけると
思いますので、

今日は、

一つご紹介したいと
思います。

この夏が
進化のラストスパート
ということで

まだまだ

分からん帳の問題を
やっています。

ということで、

今回は、

=======================
【問題】

昆虫小学校には1周1020mもある
広い運動場があります。

ジェットバッタ君は、
この運動場を13分36秒で一回りしますが、

ノロノロ亀子さんは1時間42分かかります。

では、二人が同時に反対向きに
1周するとしたら、

出発してから何分後に
出会うことになるでしょうか。

======================

私だったら
どうやって解きましょうかねー?

1mあたりの速度を出す?
1秒あたりのすすむ距離をだす?

けど、

その後どうする?

そうですね

たぶん

1人ずつ1秒当たり進む距離を出して
それが二人合わせて1020m
になるのが
何分後かをだせばいいのかな?

でも、
なんだか面倒ですよね。苦笑

で、

お坊ちゃんはどう解いたか
見てみましょう。

解答の写真はコチラ
どんぐり問題6MX59昆虫小学校
13分36秒
13×60+36=816秒

1時間42分
102×60=6120秒

まず、秒になおして
割ってます。

6120÷816=7.5

速さの比ってことでしょうね?
まあ、もしくは
走る距離の比ですね、コレ。

バッタ:亀=7.5:1

で・・・

1020m÷8.5=120

あっ、そっか
だから1にあたる
亀さんは120m走ったということ
ですよね、きっと。

また、
6120秒÷1020m=6秒╱m 亀

ということで、
亀さんは1m走るのに6秒かかると・・・。

120m走ったんだから、

6秒×120=720秒

720秒÷60=12分

答え12分

で、OKです。

お見事です!

これは、初めて解いたのは

2017年の11月となっていますね。

2018年の8月が2日目のトライで

で今回
2019年の7月に正解となりました。

約2年かかりましたが、
3度目の正直で
自分でちゃんと
解けるようになっています。

===================
で、

ここまでは、実は前ふりで、

今日のメルマガの
本題はこれからなんですが
面白いことをいってました。

まあ、
一応計算式も書いて
(整理して書いてないので
超見にくいですが)

ちゃんと
自分で答えを出しているのですが、

「どうして、8.5で割るのか
よくわからないけど、そう。」

「意味わからない。嫌だそんなの。」

自分で解いておいて
そんなこといってました。

なので、

「大丈夫。頭って無意識に
超高速で考えることができるから
気付いてないだけだから・・・。

ノーベル賞受賞する人も
昔の天文学者も

答えは分かっても

それを、

証明するのに

何十年も何百年もかかることだって
あるくらいだし。

心配しなくてもいいよ、
そういうもん。」

=====================

ところで、

天文学者、数学者として有名な
ケプラー予想の話を
ご存知でしょうか?

「もっとも高い密度で球を詰め込むには、
どの球のまわりにも十二個の珠が
接するようにすればよいと考えられている。」

https://amzn.to/2jQk1wY
『ケプラー予想』

ケプラー自身もそれを証明することができず、
また、世界中のすべての数学者が
その証明を行うことができませんでした。

しかし、400年の歳月のあいだ、
様々な数学者が生涯を懸けて
少しずつその謎を解き明かし、

ついに1998年トマス・へールズが
その証明を行って世界中に衝撃を与えた。

それが、

「ケプラー予想」です。

歴史的に偉大な発見や発明は
このように、

実は、
===============

答えが先に見えている

===============
ということが殆どです。

数学の世界では

そういう
一瞬で見つけた答えのことを

『エレガントな解』というそうです。

で、

ここで言いたいことは、

どんぐり問題の理論は

お約束をきちんと守って
1週間に2問解くだけで

このような偉人の思考方法に
誰でもなれるという理論
なのです。

スゴクないですか~!

================

問題を見つけ出し
一瞬で答えを見つける力

==============

私は、

どんぐり問題を
始めたとき

このような奥深さを
まだ知りませんでした。

『よさそうだな。』

程度でした。

申し訳ありません、
糸山先生。

ほんとに、以前は
抽象度の低いものの
考え方しか

できていなかったと
つくづく反省ですが・・・。

それは
さておき、

子どもたちと
かれこれ8年程やってきて
ようやく分かりかけてきました。

どんぐり問題に出会った人は
本当に超ラッキーです。

文系だから
理系だからではなく、

数学的思考ができるということは
社会にでたときに
とても役にたつことなんです。

だから、

出会っただけ、
よさそうだなと
思うだけでなくて

絶対にやってみた方が
いいと思います。

別に、

発明家や数学者になりなさいとか
それが、いいことだとか
いっているわけではありません。

少なくても

歴史上の偉人が行ってきた
思考法ができることで

とても

クリエイティブに
なれることは
事実です。

クリエイティブで自由な
発想ができる

これからの社会で
もっとも求められている
力です。

AI(人工知能)が出来ない
『柔軟な思考』のできる子ども達を
育てて

この世の中を
それぞれの素敵なアイディアで
もっともっとよりよいものに

していけたら
とっても素晴らしいと
思いませんか?

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