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どんぐり問題【一般】 未分類

糸山先生って、どんぐりってやっぱりすごい。どんぐりやっている人はこの記事絶対読んで下さい。

投稿日:2017年3月10日 更新日:

引き続きルソーのエミールを読んで
いるのですが、多くの発見があり
とても面白いです。

今日は以下を引用します。
これを読むと、

どんぐりの素晴らしさを
再認識することが出来ます。

では、引用です。

一見したところでなんでも
やすやすと学べるということは、
子どもにとって破滅の原因となる。

そういうふうにやすやすと
学べるという事こそ、
子どもが何一つ学んでいない
証拠であることが人にはわからない。

なめらかに磨かれたかれらの
頭脳は、ちょうど鏡のように
まえにある物体を映し出す。

しかしなに一つあとに残らず、
内部にはいっていかない。

子どもはことばを覚え、観念は反射
されるだけだ。

子どものいう事を聞いている者には
その意味がわかるが、子どもにだけは
それが分からない。

記憶と推論とは本質的にちがう
二つの機能であるとはいえ、

それらはあいともなわなければ
本当に発達しない。

理性の時期のまえには、
子どもは観念ではなく映像を受け取るのだ。

そして映像と観念とのあいだには、
一方は感覚的な対象そのものの写しで

あるが、他方は、いろいろな関連によって
規定される対象の概念である、
という違いがある。

映像はそれを見る精神のうちに
単独に存在することが出来るが、

観念は全て他の観念の存在を
予想する。

思いうかべている時は見ているに過ぎない。
理解している時は比べているのだ。

私達の感覚は純粋に受動的だが、
私達の知覚あるいは観念はすべて、
判断を行うある能動的な根源から
生まれて来る。

このことは後で証明することになる。

そこで私は、子供には判断することが
出来ないのだから、本当の記憶は
ないと言っておく。

子どもは音や形や感覚をとらえるが、
観念をとらえることはまれで、
その関連をとらえることはさらにまれだ。

略・・・

どんな勉強においても、
表現される事物についての観念が
なければ、表現する記号には
なんの意味もない。

しかも人はいつも子供にそういう
記号だけを教え、それが表現する
事物をけっして理解させることができない。

しかも人はいつも子供に大地の
景観について教えようと考えながら、
人は地図を見ることを教えているにすぎない。

人は都市や、国や、川の名を教えるが
子どもには、示される紙の上とは
ちがうどこかにそれらが存在する
ということが理解できない。

「世界とはなにか。それは一個の
ボール紙の球である。」はじめに
こんなことが書いてある地理の
本をどこかで見たことを私は思い出す。

子どもの地理学とはまさにこうしたものだ。

二年間、天球や宇宙誌について学んだ後
教えられた規則に従ってひとりで
パリからサン・ド二まで行ける十歳の
子どもは一人もいないのではないか
とわたしは考える。

父親の家の庭の図面をたよりに、
その庭の曲道を迷うことなく
歩ける子どもは一人もいないのでは
ないかと私は考える。

ペキン、イスパハン、メキシコ、そして
地上のあらゆる国がどこにあるか
掌をさすように知っている博士とは
そういうものなのだ。

子どもには目のほかにはなにも
必要でないような勉強をさせるのが
適当である、といったようなことを聞く。

目の他にはなにも必要でないような
勉強があるなら、そういうことも
言えるだろう。

しかし、わたしはそういう勉強は
知らない。

 

略・・・・・
子どもにとって何もあらわしていない
記号の表をかれらの頭につめこんでも
なんの役にたとう。
事物を学ぶときにかれらは記号も
学ぶのではないか。なぜ二度学ばせる
ような無駄骨折りをさせるのか。

しかも人は、子どもにとって
なんの意味もない言葉を、それが
学問であるかのように考えさせることによって

はかりしれない有害な偏見を
彼らの頭に植えつけようとしているのでは
ないか。

子どもがことばだけで満足することに
なると、自分ではそれが役にたつかどうかも
知らずに、他人の言葉を信用して
事物を学ぶことになると、
たちまち子供の判断力は失われる。

その子は長いあいだ馬鹿者どもの
目にすばらしい光彩を放つことになるだろうが、
その後にいたってようやく、
そうした損失のつぐないをすることになる。

そうだ、自然はあらゆる種類の印象を
うけとれるような柔軟性を子供の
頭脳にあたえているが、それは、陰気で不毛な
少年時代を悩ましている、

国王たちの名前や日付や、紋章学、天球、
地理などの述語、要するに子どもにとって
なんの意味もないことば、あらゆる
年齢の人にとって何の役にもたたない
ことばを覚え込ませるためではない。

かれが理解することのできる、
そしてかれの役に立つあらゆる
観念、かれの幸福に結びつき、やがて
かれの義務を明らかにしてくれる
あらゆる観念が、はやくから消すことの
出来ない文字をもって頭脳にしるされ、

一生のあいだかれがその存在と
能力にふさわしいようにふるまう
ことに役立たせるためなのだ。

書物で勉強しなくても、
子どもがもつことができるような
記憶力は、だからといって
なんにもすることがなくなるわけではない。

見るものの全て、聞くもののすべてが
子どもを刺激し、かれはそれを覚えている。

かれは人々の行為、話を心のうちにとどめておく。

そしてかれを取り巻くすべてのものは
書物となり、それによって子どもは、
意識せずに、たえず記憶の内容を
豊かにし、やがては判断力がそれを
有効にもちいることができるようになる。

その対象を選択すること、こどもが
知ることのできるものをいつも見させ、

知らないでいなければならないものを
かくしておくこと、こういうことに
こそ子供のこの根本的な能力を養う
ほんとうの技術が存在する。

そして、こういうことで、若いうちは
教育の助けとなり、あらゆる時期に
行動の助けとなる知識の宝庫を
つくってやるように努力しなければならない。

この方法は、正直のところ、こましゃくれた
天才をつくりあげることにはならないし、

養育係や教師に花々しい名声を与える
ことにもならない。しかしそれは、分別
ある頑丈な人間、肉体も悟性も健全な人間、

若いときにはほめそやされることはないが
成人すれば人に尊敬される人間をつくりあげる。

 

引用終わり。

ということでお分かりの通り、

子どもには目のほかにはなにも
必要でないような勉強をさせるのが
適当である、といったようなことを聞く。

目の他にはなにも必要でないような
勉強があるなら、そういうことも
言えるだろう。

しかし、わたしはそういう勉強は
知らない。

まさに、そういう勉強とは『どんぐり』です。
ワクワクしませんか。
もやもやしていたものがすっきり
しませんか。

どんぐりでいくっきゃないですよね。
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「エミール」ルソー著 今野一雄訳

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執筆者:


  1. だるま より:

    とても素敵な記事をありがとうございます。昔、ルソーに心ひかれた時がありました。
    どんぐりの輝きが改めて違う角度からきづかされました。
    ありがとうごあいます。

    • donguru より:

      だるまさん、コメントありがとうございます。返信が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
      ルソーを読まれていたのですね。私も最近「エミール」を読み始めたのですが、
      昔の本なのにも関わらず、全く内容が衰えていないことに驚きを感じました。
      いつの時代にも、その時代の現代を生きる人の本質は変わらないと痛感しました。

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