今日は、作文の力がどんどん伸びて、
オマケにボキャブラリーも増え、漢字も
覚え、スピーキングもめきめき上達する
魔法の学習法について書きたいと思います。
実は、これ英語のスピーキング上達方法を
ハーフの子どもたちの日本語学習に
応用したものですが、
とっても効果があります。
スピーキングとライティングは
同じアウトプット系ですので
同時に鍛えて行きましょう!
ハーフの子どもたちの日本語学習で
日本人が日本語を勉強する
やり方、つまり、自分が子どもの時に
やってきた同じ方法に
かじりついていたのでは
苦行だし、拷問です。
それでは、ちょっとかわいそうですよね。
で、この方法だと、
とっても楽しいし、面白いし、
笑えるし、
ということで、
子どもたちの食いつきが
全く違います。
つまり、
学習効果も高いわけです。
ですから、日常の日本語学習に
コレを織り交ぜていくのといかないのでは
のちのち日本語力に大きな差が
つくのは目に見えています。
で、さてその方法は・・・
「オリジナル作文」
です。
「なんだそれ?」
「作文書かせるの?」
「あっ、ダメ。うちの子作文って
言ったら拒否反応おこすから。」
って、思いましたか?
誰も子どもに作文書かせるって
言ってませんよー。
書くのは、
「あなた」です。
そう、お母さんが子どもの日常生活で
起こった出来事を作文にして、
それを子どもたちと一緒に音読してもらう
のが、「オリジナル作文」です。
どうしてこの「オリジナル作文 」が
効果的かというと、
1、自分の身の周りで起きた出来事なので
イメージしやすい
2、自分の身の回りの出来事を伝えるための
正しい日本語が学べる
3、内容がすでに分かっているため、拒否
反応が少ない
イメージしやすいということは
出来事と言葉がリンクしやすいという
ことですので、自分と全く関係の
ない話をされるより頭に入りやすい
ということです。
とにかくインプットが少ない子どもたち
ですから、作文を書かせるよりも前に
まずは正しい日本語の表現を多く聞かせる必要が
あります。
魔法の学習法と書きましたが、
実際には、今日ちょっとやったから
あしたからぺらぺらになると
いう魔法は現在発見しておりません。笑
ということで、
難しい熟語を勉強する前に、
まずは自分の事や過去の体験などを
人に分かるように話せるように
なることのほうを優先させましょう。
子どもたちが伝えたい内容を、
お母さんが作文内でどんどん
代弁してあげて下さい。
そうすることで、子どもたちも
あの状況はこうやって説明すれば
いいんだというお手本を沢山
耳にすることができますよね。
とにかく、
作文を読んであげると
子どもたちは、笑顔になりますし、
面白がって笑ったりします。
さらに、詳しい状況説明をしてくれたり、
そこから話が発展したりもしますし、
何より笑いがでるので楽しいです。
それでは、実際にどのように
オリジナル作文を書けばいいのか
ご説明しますね。
「私作文苦手だし。何を書いていいか
分からない。」
という方のために、今から詳しく丁寧に
書き方を説明していきますね。
実際に書くのは
5分くらいあれば簡単にできますよ。
「オリジナル作文 作成方法」
Step1、日常生活でちょっと面白かったこと
子どもが話していたこと、皆で笑えたこと、
楽しかったイベント事などをメモしておく。
もしくは、朝起きてから夜寝るまでの生活を
1時間単位で書きだしてみる。
Step2、その中から書きたい題材を選ぶ。
Step3、文字サイズをフォント20くらいに
して、A4の紙1枚におさまる程度にまとめる
Step4、読んで聞かせる
Step5、子どもの音読練習プリントとして使う
毎日する必要はありません。
長期休暇のときに行うとか、
週末だけ行うとか、
気が向いたとき、
面白いことが起こったときだけ
行うなどそれぞれのご家庭で
楽しく行って下さい。
注意点は、
①漢字に出来るものは全て漢字変換する
②子供に無理に読ませるのではなく、子どもと一緒に
音読しましょう。
③若干難しい熟語や単語、こなれた言い回し
をところどころに入れても良いでしょう。
折々このオリジナル作文を
学習に取り入れると、
子どもの日本語力がぐーんと
伸びますので、是非お試し下さい。
ちなみに
うちで過去にやった作文の例を
載せておきますので
参考にしてみて下さい。
オリジナル作文例
題名『クリスマス』小2次男用
今日は十二月二十五日、クリスマスです。
皆の家には昨日の夜サンタさんが来たかも
しれませんが、僕の家には来ていません。
残念です。
なぜかというと、
僕のお父さんはスペイン人なので、
サンタクロースは来ないそうです。
でも、
一月五日の夜にレイジェスマゴスが
プレゼントを持ってくるそうです。
どんなプレゼントが貰えるか、
待ち遠しいです。
ところで、
サンタさんは本当にいるのでしょうか。
トナカイは空を飛ばないと思うし、
サンタさんも煙突からは入って来ないと
思います。入ってきたら
サンタさんが燃えてしまうかも
しれないからです。
僕は、本当はサンタさんではなく、
お父さんかお母さんがプレゼントを
靴下に入れていると思います。
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さあ、
ではあなたも今すぐやってみましょう。
1、紙とペンを用意します。
2、何か面白いことなかったかなあと
思い出して下さい。
3、いつでも作文が書けるように
メモしておきましょう。
4、空き時間にササッとタイプします。