我が家での日本語学習は、
- 私が行っている土曜日の寺子屋学習が1時間程
- 毎日、数行音読と漢字1文字
のみです。
あとは、
- 私と話す時は日本語
- 本の読み聞かせ
ですかね。
ホントに、これ以上は無理です。
ルクセンブルクに住んでいる人は
きっとみんな同じことを言うしょう。
「言語ありすぎ。」
統計では、
ルクセンブルクは他の国の約3倍
語学学習に時間をさいています。
なので、これ以上は
勘弁して下さいって感じなんですが・・・。
それでも、子供達はそれなりに日本語を学んでいってくれています。
私の作るプリントは
漢字に出来る所は全部漢字に変換して、全てに読み仮名を
付けてあります。
どうしてか?
平仮名、カタカナでもちゃんと読むのが意外に困難だったりするからです。
小さい「つ」
ちゃ、ちゅ、ちょ など 拗音など
つまり、漢字どころじゃないんです。笑
でも、
漢字も見せておかないと
平仮名、カタカナを習熟してから・・・って
それも、あまり効果的ではない気がします。
理論からいくと、
意味さえ知っていれば
漢字の方が読むのは楽なはずなんですけどね。
でもやっぱり、どちらにしろ
漢字⇔意味(イメージ)⇔ 音 を繰り返し、インプットしていかないと
アウトプット出来る程にはすぐには、沢山の漢字を覚えません。
残念ながら。
確かに、
ゲーム形式にして
漢字を見たらイメージがぱっと浮かんで
音が喚起される
そんな風に教える方法もありますが、
そんな反射ゲームを6学年分続けるのか・・・
そして、確かに漢字はそれで覚えるかもしれないけれど・・・
それよりも
全部漢字変換してあるプリントを毎日6年間見続けることで、
常用漢字を文脈の中で意味も読みも自然にインプットしていく方が
無理がないのかなとも思うわけです。
結局、同じ漢字が何回もでてきますからね。
まあ、そういう理由から、
一応、全部読み仮名をふって、とりあえず
障壁を少し低くしておこうと思った訳です。
もちろん、読み仮名ふってないプリントも用意してあります。
で、
前置きが長くなりましたが、
それを、一緒に毎日数行づつ読むわけなんですが、
先日長男に変化が起こりました。
「この、読み仮名ない方がいいんじゃない。」
今、9歳半ですね。
ちょっと余裕がでてきたんでしょうね。
そろそろ、漢字の読みを読み仮名をはずして
漢字だけにして、分からないところは親が読んであげる
というふうに、ちょっとだけ方法を変えると効果的なのかも
しれませんね。
漢字に関しては、
今まで、覚えているかどうかテストしたこともないし、
たぶんテストしても殆ど覚えていないと思いますが、
無意識化にはかなり蓄積されてきたのかもしれません。
もちろん、漢字を覚える前に文章の意味は全部分かるように
しておくという前提はありますが。
あっ、そうそう、それと、
小学2年生までは、漢字は読んで、一回書いて終わりにしていて、
3年生からIF法・・・
つまり、頭の中で思い出す練習を必ず1回丁寧に行います。
忘れてもいいので、その都度しっかり意識的に思い出す
練習をすると脳への蓄積の効率がよいのです。
何回も何回も書くのよりも格段に効果が高いのです。
それと・・・
やはり、これがたぶん一番難しい所かもしれないのですが、
少しでもいいので、
毎日やることがかなり重要だと思います。
毎日、必ずちゃんとした日本語に触れる。読み書きの部分ですね。
子どもの脳は良くも悪くも、合理的に環境に適応しようとしているので、
ま、それは、エネルギーをより効率的に使うためだと思うのですが、
なので、
積み重ねは少しずつで結果もあまり見えなくても
日本語の自然淘汰を防ぐためには
やはり
日本語を使うという回路をきっちりつなげておくことが大事です。
だから、少しでも毎日です。
歯磨きしないと気持ち悪くて眠れない
と同じように、
日本語毎日3分しないと
落ち着かないという習慣を是非是非
執念深くつけていって下さい。