叱り方、難しいですよね。どうやって叱ると効果的なのでしょうか?
今日は、よく効く叱り方のルール8つの心得をご紹介します。
心得1 冷静にそして真面目に本気で、短い言葉で叱る
感情的に怒ったり、延々と叱ったりすると、こどもは何を叱られているのか
分からなくなります。叱るポイントをズバッと冷静に、短く
伝えましょう。
心得2 性格やその子自身を否定しない
特に小さな子どもはまだ社会のルールを良く知りませんし、他人の視点から
物事を見るということが出来ません。ですから、叱られるようなことを
沢山やってしまうのはある意味仕方ありません。
殆どの場合、子ども達は、悪気があってやっているというよりも、
ただ単に面白いからとか、興味があるから、やってみたかったから
という単純な理由しか持っていなかったりします。
そういうことからも、こどもの人格や性格が悪いというよりも、
こどもであるが故にやってしまうその行動そのものを
注意するようにしましょう。
「あなたってダメなこね。」と言われ続けると、不安になりますし、
自分に対してネガティブなイメージを植え付けてしまいます。その結果、叱られた
理由を理解する心の余裕をなくし、余計に悪さをしてしまうという
悪循環におちいってしまいます。
心得3 その瞬間に叱る
後で叱っても、何のことで叱られているのか子供自身がよく分からないと
いうことが良くあります。こどもは自分のやったことでもすぐに忘れてしまいますので、
困った行動をしたその瞬間に叱りましょう。
心得4 叱る回数は出来るだけ少なく
小学校高学年、中学生男の子の母である知人の話ですが、
もう、最近では
「また、うちのババアがなんか言ってる。」といって
親のいう事をスル―する。
ということを言っていました。
予想されることですが、きっと毎日小言を言われ続けた結果
なのでしょう。
ですから、
叱るべきことをしかり、なるべく叱る回数を少なくするように
心がけてみてはどうでしょうか?
普段怒らない人が怒ると効き目が違いますよね。
また、もちろんのこと、いつもガミガミ言っていると
家庭の雰囲気も悪くなりますし、言っている方も、言われている方も
不愉快な気持ちになります。
普段はにこやかに楽しく、しかし、しめる所はしっかりしめて置く。
これが大事です。
心得5 子供なりの事情を理解する
大人もそうですが、日によって体調が今一だったり、嫌なことがあって
むしゃくしゃしていたりします。
子どもも同じ何ですね。
特に小さい子どもは、眠かったり、疲れていたり、ストレスが溜まっていたり
すると、いつも出来ていることがとたんに出来なくなったりするというのが
普通です。
その時々の状況に合わせて対処するのがよいでしょう。
心得6 まずは子どもをたててから叱る
誰でも頭ごなしに叱られたり、怒られたり、批判されたりしたら
嫌な気持ちになって、自信をなくしたり、反発したりして
前向きに行動出来なくなりますよね。
「なんでいつもこう散らかしてばっかりなの?ちゃんと
片付けなさいっ!」
というところを、「おもちゃがおうちに帰りたいって泣いてるよー。
じゃあ、今日は誰が一番早く、おもちゃを籠に
入れられるか競争しよう!」
「何度言ったら分かるの?こんなんで勉強出来ないでしょ。
いつになったら片づけるの?」
というところを、
「整理整頓された机で勉強したら、2倍頭よくなるらしいよ。
一緒に片付けようか。」
などなど・・・
素直に親の言いたいことを聞いてもらいやすい
状態をつくりながら叱るとよいでしょう。
そうは言っても・・・と思われるかもしれません。ですが、
そこをもうひと踏ん張り頑張ってみてください。
心得7 子どもがまだどうみても出来ないことや生理的に我慢できないことは叱らない
出来ないことは出来ない。
こればっかりは、いくら周りが急がせてみてもどうしようもありません。
ですから、どう考えても出来ないよね、ということは目をつぶりましょう。
また、喉がかわいた、お腹がすいた、今おしっこでる、など生理的にどうしても我慢が出来ないことは
叱らないであげましょう。
心得8 叱ったら必ずフォローをしましょう
叱ったり叱られたりするとやはりお互い嫌な気持ちになりますよね。
でも、それをずっと引きずる必要はなく、叱ってもすぐに気持ちを
切り替えて、またいつもの楽しくて明るいママに戻っていいのです。
こどもを叱る場面なんて山のようにありますからね、いちいち
それを気にしていたらきりがありません。