3歳になると若干落ち着いてくるものの、まだ他人の気持ちや都合があまり分からない。
何で何でとしつこく聞くようになったり、怒られると屁理屈を言うようになる。
また、「恥ずかしい。」「悔しい。」など、複雑な感情がうまれてくるのが3歳です。
今日は、屁理屈を言う3歳児の上手な叱りかた5つのポイントをご紹介いたします。
ポイント1 お友達の気持ちや都合を説明する
2歳児と比べると、言葉も上手になってきますので言いたいことが言えるようになってきます。
ですから、訳の分からない癇癪などは減って来るでしょう。
しかし、まだ自己中心的なものの考え方をしますので、
相手の気持ちを思いやる、都合や状況を考えるといったことがいつも出来る訳ではありません。
ですから、遊んでいてお友達と衝突することもしばしば。
そして、「なんて我がままなんだろう。」と思ってしまうこともあるかもしれません。
しかし、それが3歳児なのです。そんな時は、「~ちゃんはこんな気持ちなんじゃないかな?」
「~君はこうしたかったんじゃないかな?」など、
お友達の気持ちや都合を説明してあげることが大切です。
そうしているうちに、お友達は自分と違う考えをもっていたり、
違う思いをもっているんだということに気付くことが出来るようになってきます。
ポイント2 子どものなぜなぜ攻撃は成長している証拠と受け止め、一緒に楽しむ
3歳児の何故に対して全て的確に答える必要はありません。
例えば、どうして飛行機は飛ぶの?という質問にたいして、
エンジンがどうこうとか、翼がどうこうといったことよりも、
「遠くにあるおばあちゃんの家にいくため。」などという理由でOKなのです。
3歳児の質問は、自分なりに世の中を理解したいということの表れですから、
3歳児が納得する理由であれば大丈夫。
たまには、質問に対してまじめに調べてあげてもいいですが、
こちらが答えを教えてあげるよりも、「~ちゃんはどう思う?」と逆に質問して、
考えさせるのもいいですよね。正しいとか正しくないといったことよりも、
子供なりに考えた理由を「それは面白いね。」「もしかしたら、そうかもね。」と楽しむことが大切です。
ポイント3 「恥ずかしい。」「悔しい。」という思いを受け止めてあげよう
この頃になると、失敗して恥ずかしい、とか出来なくて悔しいという複雑な感情を持ち始めます。
それも心が成長している証拠なので、お母さんは、それを言葉にしなくても、
恥ずかしかったんだな。悔しかったんだな。という気持ちを分かっているよという態度でいれば大丈夫です。
ただ、その悔しさや恥ずかしさのため、他人を攻撃してしまうようなことがあったら一言はっきり、
それはいけませんとコメントしておきましょう。