車で移動中のある日、
お父さんが子供に遊び半分で以下の質問をしました。
144個の飴があります。12人の子供に同じ数ずつ分けると
一人何個ずつ貰えますか?
5秒程して、
12と答えました。
私は、12人の子供の12をただ繰り返して言ったの
だろうと思いつつ、
どうして12個になるのか
聞いてみました。
すると、その5秒くらいの間に
彼の頭の中で
以下のようなことが展開されていたそうです。
まず、10個の飴のまとまりが14個とあと4個
次に、子供が12人いる所がイメージされました。
10個の飴のまとまりを12人に分配すると
残り24個
そこで、最後に2個ずつを12人に再分配して
12個ずつとなったそうです。
すげー、視考力めっちゃ使ってるーって思いました。
例えば、私の様に
手順を教えてもらって答えを導き出すように
教えられた子供は
この質問を聞いた瞬間に、
以下のような反応をするはずです。
そして、
144÷12を頭の中で計算出来る子供か
12×12=144というのを覚えていた子供は
口頭のみで正解にいたることが出来ます。
確かに上記の二つのパターンとも
正解は正解です。
しかしながら、
この二つのプロセスは雲泥の差、
天と地との差があるのがお分かりいただけるでしょうか?
理解力と応用力がまるっきり違います。
この問題のように
計算問題を単に文章にしただけの
簡単な問題であればまだ
良いですが、
もっと複雑な問題になると
計算だけ出来ても
応用力がないため
行き詰ることは目に見えています。
私自身
自分の子どもが小さい時に
どんぐりの先輩ママのコメントなどを
拝見していて、
お子さんたちの進化の記事を
読んで自分の子供もこんな風に
なれたらいいなぁなんて
半ば半信半疑だったことを
覚えていますが、
今まさにその先輩ママさんたちが
書かれていた記事のような
進化を目の前で体験することが
出来、視考力のすごさを確信することが
出来ました。
どんぐり理論とどんぐり問題には子供達の持って生まれた才能を
発揮する方法が確かにあります。
是非ご家庭で取り組まれることを
お勧めします。