書店に並んでいる多くの絵本から子どもにあった絵本を選ぶのは大変なことですよね。
紹介したい絵本がたくさんある中で、4人の子育てを通して、我が家の子供達が好きな絵本を年齢別に
10冊ずつ厳選してみました。どうぞ、ご活用下さい。
親子のふれあいや絆づくりが特に大切な乳幼児期ですから、
できるだけテレビやスマートフォンは消して、
絵本を通して豊かなコミュニケーションの時間を楽しみましょう。
ひざに抱っこし、お母さんの声やむくもりを感じながら、
子どもたちがお母さんと一緒に優しく楽しいひとときを過ごせることを願っています。
4歳になるとますます言葉が増え、友だちとも遊ぶようになります。そしてこの頃は、自分と他人、というものを少しずつ区別したり、理解することが出来るようになります。相手の気持ちを推測したり、気づかったり出来るようになりますので、登場人物に感情移入するなど絵本もより高度な楽しみ方が出来るようになります。
【4歳児におすすすめの絵本ランキング】
1位 はじめてのおつかい
作:筒井 頼子 絵:林 明子 出版社:福音館書店
「はじめてのおつかい」。ドキドキですよね。
子供達もみいちゃんの緊張や不安を感じていっしょにドキドキ。
勇気をもって牛乳を買うことが出来た、みいちゃん。
おつかいできた!の満足感と安堵感が溢れる作品です。
2位 すいかのたね
作・絵:さとう わきこ 出版社:福音館書店
ばばばあちゃんが植えたすいかのたねを、犬や猫が掘り返すたびに、
つまらないものだと馬鹿にします。怒った種は、その勢いで芽をだし、
どんどんツルを伸ばし、ばばばあちゃんの家の中のベッドの上にもスイカを実らせます。
「これでも、これでも、つまらんやつかい。え!」というスイカの気持ち。何だかよく分かります。
3位 おばけのてんぷら
作・絵:せな けいこ 出版社:ポプラ社
うさこちゃんとオバケが美味しそうにてんぷらを食べるので、
読んだ後、てんぷらが食べたくなってしまう1冊です。
危機一髪、うさこちゃんは、おばけもてんぷらにしてしまうところでした。
メガネのてんぷらを作っちゃった所が一番おもしろいようです。
うさこちゃんの、のんびりほんわか、楽天的なところが魅力的です。
4位 スイミー
作・絵:レオ・レオニ 訳:谷川 俊太郎 出版社:好学社
とにかくこの絵本の色使いがとても幻想的で、スイミーの冒険を引き立ててくれています。
そして、「虹色のゼリー」「ドロップみたいな岩」という文章に子供達もうっとりの作品。
小学校の教科書にも出て来る有名なお話です。
たくさん考えたスイミーが、最後に「ぼくが目になろう。」といって、
力をあわせて大きな魚に立ち向かうところがなんとも素敵です。
5位 いかりのギョーザ
作:苅田 澄子 絵:大島 妙子 出版社:佼成出版社
ぷんぷん ぷりぷり・・・、おかしすぎて笑いで涙が出て来る一冊。
今までに絵本を読んでこんなに笑った作品はありませんでした。笑い過ぎで、先が読めません。
いかりのギョーザを読むと、ぷんぷん ぷりぷりした気持ちもどこかへ飛んでいきます。
そんなとっても笑える絵本です。
6位 もっちゃうもっちゃう もう もっちゃう
作・絵:土屋 富士夫 出版社:徳間書店
ああもう、もれちゃいそうなのに・・・どうしよう。
そんな時に限って、なかなかトイレが見つからない!
キリンや妖怪やコウモリのトイレは面白そうだけど、僕には使えない!
最後にやっとトイレに行きついて、あーーーーすっきり。でも・・・。
あー、夢だったのか。ということは・・・。
おしっこを我慢したことがある人は共感できる、ドキドキはらはらのお話です。
7位 ふしぎなナイフ
作: 中村 牧江 林 健造 絵: 福田 隆義 出版社:福音館書店
あらあら、一本のナイフが・・・。
まがる。
ねじれる。
おれる。
とける。
ほどけて・・・。
ちぢんで・・・ふくらんで・・・。
不思議なナイフの不思議な世界を堪能して下さい。
8位 からすのパンやさん
作: かこ さとし 出版社:偕成社
からすくんたちの作る変わった形の楽しい、おいしいパンがたくさん。
たくさんでて来るからすたちの一人一人の表情もいいですね。
こどもと一緒にどんなパンが好きか、
どんなパンを作ってみたいかなどお話しするのも楽しいですね。
9位 おふろだいすき
作:松岡 享子 絵:林 明子 出版社:福音館書店
ちょっとながいお話なのですが、やさしいタッチの絵と、
楽しい物語なのでこどももすっかりお話の中に引き込まれて、ずっと聞いてくれます。
家のお風呂から空想の世界へつながっていて、沢山の動物たちと繰り広げられる物語は夢の中の出来事。
物語の最後は、タオルを持って待っているお母さんの腕の中。暖かい気持ちで読み終わることが出来ます。
10位 たべもののたび
作・絵:かこ さとし 出版社:童心社
かこさとしさんの「からだの本」シリーズの中でも、
子供達が一番興味のある内容ではないかと思います。
口から食べたものが、どのように体を通っていくのか、
そして最後に食べ物がおしっこやうんこになる過程が分かりやすく説明されている絵本です。
食べ物が擬人化されており、胃袋公園や小腸ジェットコースターなどを旅する様子が
とても可愛らしく描かれている面白くて楽しい絵本です。