どんぐり問題【3年生】

どんぐり問題3年生 番外編

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進化9 どんぐり問題が算数の問題ってことに気が付いてなかった!?

タイトルにもあるように

長男は、

最近までどんぐり問題が算数の問題だということに

気付いていなかったらしい・・・

ホントかよっ!?

って、思いましたがどうやら

本当らしいです。

「お母さんが言わなかったら、まだ気付いてなかった。」

そうです。

ということで、

とうとう、

この3年生の冬休みに長男のどんぐり問題にも初めて

計算式が登場しました。

以下、2年生の進化3で紹介した団子虫の問題です。

2mx57 ダンゴムシのお母さんが、9ユーロで子ダンゴムシ3匹に、同じお菓子を10個ずつ買ってあげようと思っています。お釣りが出ないように買うと、1個いくらのお菓子を買えばいいのでしょう?

去年は、一個だいたい、いくらくらいかなと見当をつけていって、

何度かやり直して正解していましたが、

今回は30個お菓子の絵を描いたところで、9ユーロ÷30に

すればいいということになりました。

もしくは、

3ユーロ÷10でもいいよねということでした。

他には、

サンタさんが、子ども4人に、それぞれ同じ値段のお菓子を2個ずつと、

そのお菓子1個の丁度3倍の値段がする玩具を一つずつ買ってあげようと

思っています。ただし、サンタさんが使えるお金を全部で88ユーロとすると、

1個いくらのお菓子と一ついくらの玩具を買ってあげればいいでしょう。

以前までは、こんな感じで大変そうだったんですが・・・

ようやく、理解と計算式がつながりました。

丁度いいころですね。

5歳からどんぐり問題を始めて、

これまでは、理解と思考の部分を重点的に鍛えてきました。

そして、その方法が習慣化され、定着してくるのが

9歳の壁を超える、小学3年生あたりです。

また、

この頃になると子どもたちの抽象思考力が上がってくる

こととも関係しているのだと思いますが、

問題の全体を見渡しながら、細部を考えるということが

上手に出来るようになってくるため、

処理能力が上がります。

打てば響く的な感じです。

この時期までに、しっかりと具象(半具象)思考で思(視)考力鍛えてきた

子どもたちは、小学校4年生頃から学習の内容が少々難しく

なってきても、びくともしない学力を手にいれることが出来ます。

さあ、小学生後半では、これまで鍛えた理解と思考の

過程を算数語(計算式)で表わすことにより、

誰にでも自分の思考過程を分かってもらえるように、

プレゼンテーション力を鍛えていきましょう。

これから、どんぐり問題に取り組まれる方、

なかなか進まないと焦ってしまう方、

大丈夫です。

子どもたちは必ず進化しますので、

どんぐり問題の約束事を必ず守って

丁寧に進めていって下さい。

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通称どんぐる先生

ルクセンブルク大公国5か国語環境で、5人の子育てをしながら、ゆっくり・じっくり・マイペース日本語継承語教育と考える力を伸ばす『どんぐり倶楽部』の算数教育方法を広めています。

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