ルクセンブルクで
小学校6年生の長男と
どんぐり問題をしています。
今日のお題はこれ。
6MX34
河童のアッパ君とアッパ君より軽いガッパ君との
体重差は1.2kgで、アッパ君とガッパ君との
体重を合わせると、22.8kgになります。
アッパ君の体重とガッパ君の体重の比を求めなさい。
余談ですが、
といっても、
結構重要なことなのですが、
基本のお約束は
本人がどうやって解いたか
子どもにわざわざ説明させてはいけません・・・
というのも、
わざわざ説明させるのは、
絵本の読み聞かせのあと
内容チェックのために
質問するようなもので、
そうするとせっかく
楽しかった本読みが
テストのようになって
面白くありませんよね。
これと同じで
せっかく楽しく問題を解いたのにその余韻が
なくなってしまうからです。
ま、
しかし、
うちの長男は12歳過ぎましたし、
楽しく目で考えることも
板についているし、
何といっても
自分が問題を解いた
過程を他の人にプレゼン(よくわかるように
説明)することも
最終的な課題であるということ、
そして、
あとは、
今問題に取り組んでいるかた
もしくは
これからどんぐり問題を
しようと思っている方の
何らかのお役に立てるように
有用な情報を提供していこう
という理由で
説明をしてもらっています。
ということで、
「どうやって解いたの~?」
と聞いてみると、
「さいしょ、お母さんも自分で解きなさい。」
と言われ、
解きました。
7年もどんぐり問題をしていますから
はるかに私よりも思考力ありますしね、
もうそろそろ中学生ということで
だんだんしっかりしてきてますので
親の私が教育されてるような
もんです、
で、私の解答は
コチラ
22800g-1200=21600
21600÷2=10800
10800+1200=12000
アッパ君:ガッパ君=12000:10800
=120:108
=20:18
=10:9
つまり、
二人の体重の和から差を引いて
二つに割るとそれが軽いガッパ君の体重で
それに、差の1200gを足したものがアッパ君の体重。
後は約分・・・とこんな感じで行いました。
皆さんも
やってみて下さいね。
まあ、今回の問題は
そこまでトリッキーな
問題でもないかなと
思います。
では、
うちの子どもはどう解いたのかな?
ということで、
コチラ
二人の差を全体から引いて2で割る。
アッパ君とガッパ君の体重を出すところまでは
同じでした。
そのあと、
12000÷1200=10
だから他のは9
だから、
アッパ君:ガッパ君=10:9
私「え?どういうこと?」
どんぐりっ子って
こういう風に独自の出し方を
するのでホントに面白い。
んだけど、
こっちは???状態です。笑
で、
私「それって、どういうことなの?」
と聞くと、
〇〇〇〇
〇〇〇 (一つの丸は1200)
こんな風に1200のかたまりが見えて
差が1200だから
どっちも1200で割れるかな?
12000÷1200=10
もちろん、差は1200だから
他のは〇1個分違いで9になる。
終了。
早い。
なるほど~!
比だから約分しないといけない
とかそういうことではないらしい。
子「問題をしてるときにぱっと見える。
その時はロジックがある。
でも、後で見たら(自分が解いたものを見返したら)
何でそれをしたのかイミが分からない。
考えたら変になる。
けど、あてずっぽうじゃないよ。
えっ?それってあてずっぽうなのお母さん?」
って、いうようなことを
言ってました。
いや~。
面白いですよね。
人間って脳の3パーセントぐらいしか
使ってないらしいですが、
こういうのを目の当たりにすると
人間の可能性というか
まだまだ未知の領域が
たくさんあるんだろうなあと
思いますよね。
以前も、
「自分でも何をやっているか
分からない。
頭が自動的にやってしまう。」
といっていた長男。
このように、
無意識化の潜在領域を
使ってヒラメク数学的センスを
意図的に育てることができるのが
『どんぐり問題』です。
しかも、
私のように高校数学から全く
ついていけず、
数学のテストは解答を暗記して
乗り切っていたような
数学的センスなんて
微塵もないママでも
ヒラメク数学的センスを
お子さんにつけてあげることが
可能です。
どうしてそんなことが可能か分かりますか?
だって、
どんぐり問題は
親が全く教えなくても
子どもが勝手に
考えるようになる
カラクリがどこそこに
ちりばめられていますからねぇ~。
是非、
2問╱週のどんぐり問題
ご家庭の家庭学習に取り入れて
下さい。
そして、
「こんな難しいの
どうやって解いたの~?」
と、嬉しい悲鳴をあげて下さいね。
ホントに簡単です。
どんぐり倶楽部のホームページで
1500円ぐらいで問題を購入して下さい。
あとは、
鉛筆と紙さえあれば
簡単にできます~。