ルクセンブルクで
そろそろ思考の臨界期を迎える
長男とどんぐり問題をしています。
年長~小6までのどんぐり問題700題
過去に一応全て自分で解いていたはずなのに、
あれっ?私解けないかもって
一瞬ヒヤットしました。
でもって、こちらが
その問題です。
6MX74
毎度のことですが、ハム太郎はパンをかじりながら
午前8時半に家を出て分速120mの速さで学校に向かい、
始業時刻の5分後に教室に滑り込み、アウトで遅刻でした。
呆れた先生は、ハム太郎に「分速150mで来れば、始業時刻の
5分前に着くので明日からは分速150m以上で走って来なさい。」
と言いました。ハム太郎の家から学校までは一体何Kmあるのでしょう。
また、ハム太郎の学校の始業時刻は何時何分なのでしょう。
さて、
私はというと、
あれっー??? とうなりながら、
とりあえず
同じ距離をいく訳だから、
120m/min × x分 = ykm ・・・❶
150m/min × (x-10)= ykm・・・❷
❷を❶に代入
120x = 150x ー 1500
30x = 1500
x = 50
120m/minだと50分かかるので
始業時刻はそれよりも5分前の
50 ー 5 = 45
8時30分 + 45分 = 9時15分
120m × 50分 = 6000m ➡6km
ふーっ! できた!
あぶないところだったー。
でも、やはりxとyを使わずには
解けませんね。
で、さて、
どんぐり歴約7年の長男はどうとくのかな?
はいっ、こちらです。
150 × 4 = 600
120 × 5 = 600
つまり、4分で1分ぶんの差がでる。
二つの速さの到着時刻の差は10分だから、
150m/minで
4分 × 10 = 40分 かかる。
始業時刻は、それより5分あとなので
40分 + 5分 = 45分
8時30分 + 45分 = 9時15分
600m × 10 = 6000m ➡ 6km
結局、これが暗記とパターン学習VS
目で考える学習の理解力と思考力の差なんだなーと
思いました。
xとかyとか使わないと解けない人と
そんなものは習ってなくても
スパッと答え出せる人。
4分で1分ぶんの差がでるなんて
考えもつかなかった。
子どもの解き方のほうが早いし分かりやすい。
私は、連立方程式をならったときに
先生から、「同じになるものを見つけなさい。」
と言われたことをたよりに、とにかく同じに
なるものを見つけてそれを代入するという
ワンパターンで解いています。
式を作りさえしたら、計算すればいいですからね。
しかし、その式の内容を理解しているかと
言われればNOですね。
とにかく式にあてはめれたら、
答えはでるみたいな感じですもんね。
あーあ、でも
長男のような解き方が出来たら
どんなにかいいだろうと思いますね。
羨ましい~。
でも、どうして150×4 120×5にしたわけ?って
聞いてみたんです。
「なんとなく。」
なんですよね。
あきらかに、最小公倍数をだしてるんですけど
別に本人最小公倍数が~なんて考えているわけではなくて
そのあたりは無意識的にやってるんですよね。
これは、どんぐりのお蔭ですね。
7年も自分であれこれ考えて
見当をつけて一つ一つ、あ、これはダメだな、
こっちもダメだったな、じゃこれはどうかな?
みたいなことをやって来たので、
もはや自然にジャストフィットのものを
自動的、無意識的に選択できるように
なっちゃったんでしょうね。
「なんとなく」って
簡単に言ってますけどね、
この「なんとなく」の裏には
これまでの試行錯誤や自分で工夫するといった経験が
たーくさんつまってるんですよね。
何か感慨深い。
私は昔、
頭のいい人がいると ➡ もとが違うから~
綺麗な人がいると ➡ もともと綺麗だから~
スタイルのいい人がいると ➡ もとが太らない体質だから~
そんな考えかたをしていました。
でも今は、
やっぱり、見えない裏には正しい努力(行動)と継続・習慣が
必ずあると思うようになりました。
それを
本人が苦痛と思っているかいないかは
別として・・・。
小学校6年生女の子
https://ameblo.jp/donnguri123/entry-12401449832.html