それでは、前回に引き続き
今日は、スペインの小学校の先生のアンケート第3弾です。
アンケート3 教師歴10年未満 2年生
Q現場の問題点は?
Razonamiento matematico, especialmente a la hora de comprender los enunciadas y resolver problemas.(数学的な推論、特に文を理解し、問題を解決することになるとき。)
➡つまり、結局、子ども達に、文章の正確な内容理解と問題解決力がないということですよね。というか、これまで周りの大人が、理解や考える方法を子供達に教えてこなかったという結果です。どんぐりで勉強しましょう。
まず、理解があって思考がある。考えるためにはまず初めに、内容を理解しないといけない。状況や問われていることを理解しないといけません。
だから、まず子供達に理解の方法を教えましょう。
今まで誰も、理解するとはどういうことか、考えるにはどうすればいいかということを知らずに来たので、教えれなかったんですよね。でも、もう大丈夫ですよ。ぜーんぶ、DONGURIで解決しましょう。
Qどうすればいいと思う?どうなれば理想?
Ensenandoles a reflexcionar antes de comenzar hacortes capaces de crearse una representacion del problema en su cabeza antes de resolverlo.(問題を解決する前に問題の表現を頭の中に作り出すことができるように教えること。)
➡先生さすがですね。そうなんです、頭の中に文章の内容のイメージがしっかりあるかどうかが大切なんです。
まずは、➀理解➡自分オリジナルの視覚イメージ再現(想起)
次に、 ⓶思考➡視覚イメージを操作(移動、複写、比較、変形)することで答えまでの道筋を見つける。
最後に、➂計算・答えの抽出➡実際に答えとしての数字を見つける。
➀の視覚イメージ想起が丁寧に意識的に出来ていれば、あとは自動的に考えれるようになります。ただし、その再現した視覚イメージ良く見ることが出来ればです。
ここで、よく起こりがちなことは、良く見る、目だけを使って答えまでの道のりを推論するということに耐えられずに、計算に走ってしまうのですが、そこをぐっとこらえて、まず視覚イメージ操作だけで答えまでの道のりを見つけるようにします。簡単な問題であればいいのですが、複雑な問題であればあるほど、計算して解こうとすると袋小路に入り上手く答えが導けませんので、そのあたりをしっかりと指導して下さいね。
とくに、抽象思考の段階に入ってくる、小学3年生~4年生あたりの子ども達は要注意です。ある程度抽象思考が出来るようになってくるので、ちょっと自信過剰気味になって、目で考えるのを止めてしまう傾向になります。そうすると、いわゆる9歳の壁の落とし穴にすっぽりはまってしまうことになります。数や式や文字に頼る傾向になると、まだこの時期の子供たちでは理解や思考もすぐに限界になってしまいます。
この時期に、とにかく目で考えるということを徹底して指導しましょう。目で考える方法で学習すれば、限界はありません。そして、高学年から物凄く伸びます。実証済みです。
Trabajarlo de diferentes maneras, ludica, manipulativa, oral y no sobre en papel.(異なる方法で、遊び心があり、操作的で、口頭で、紙ではない。)
➡ 幼児・児童期の子ども達には、机上の機械的な面白味のないお勉強はあまり効果がないということですよね。でも、紙の上でも出来るですよ。どんぐり算数は楽しくお絵描きするだけで誰でも学力がつく方法です。
しかも、物凄く難しいことやってる本人たち、勉強している意識はありません。
以前、次男がどんぐり問題をしているとき、妹たちがどたばたうるさかったので、「お兄ちゃんお勉強しているから、ちょっと静かにしてね。」と言ったら、次男何て答えたと思います?
「いや、勉強してるわけじゃないんだけどね。」だそうです。
長男も、小学校3年生の半ば頃だったかと思いますが、
私が「どんぐり問題は算数の問題だから・・・。」と
言ったら、
「どんぐり問題は算数なの?知らなかった。」と
返って来て、こっちがビックリしました。
ということで、どんぐりDONGURI方式だと
楽しく効果的に高い学力がつきますので、
これから、学習方法で悩んでいる方々に
広めていけたらいいなあと思います。