ただいま、
どんぐりセミナーin Spainの準備をしています。
2018年の秋ごろに、スペインのある公立小学校にて
幼稚部~小学校の先生たちに向けて、
どんぐりDONGURI理論を説明する
どんぐりセミナーを開くご縁をいただきました。
ということで、
まずは、現場の先生や保護者の方々が
どのような問題や悩みを抱えているかを
リサーチすべく、
事前アンケートを行っています。
少しずつアンケートが戻ってきていて
読んでいるのですが、
やはり、
日本もスペインも多かれ少なかれ
学校や家庭で起こっている
問題は同じだなということが
分かりました。
それは、
『子ども達、自分で考える力がない。』
このアンケートだけでも
教育現場の実情が見えて面白いので、
何回かに分けてブログで
紹介しながら、私のコメントを
つけていこうと思います。
あくまでも、どんぐり理論から見た
私個人の独断と偏見の意見なので
そちらはご了承ください。
それでは、
アンケート1 教師歴10年未満 3、4年生
Q現場の問題点は?
Seria importante que a medida que van adquiriendo los aprendizajes y las destrezas matematicas fueran relacionandolos de forma eficaz con la resolucion de problemas cotidicuos, que adquirieran un significado. (学習と数学のスキルを身につけていくうちに、日常的な問題の解決に効果的に関連し、意味を獲得していくことが重要です。)←スミマセン、訳がちょっと分かりずらいのは悪しからず。
➡つまり、学校のお勉強と日常生活が乖離することなく、
勉強していることに意味を持たせていくことが大切だと
いうことだと思います。
子ども達に、「なんで勉強しないといけないの?」って
聞かれたことありませんか?
「楽しく生きるため。」って答えてあげて下さいね。
人生を楽しむためには、
そう、考える力が必要なのです。
学童期においては、計算などの単純作業とか、単に出来るとか多くの知識を知っているということに重点を置くのではなく、生徒のどうすればいいかな?なぜかな?という、知らないこと、難しいこと、分からないことに出会ったらワクワクする心を大事にしてあげてください。
そして、自分で工夫して問題解決する姿勢自体を習慣化していき、
最終的に問題解決力も身に付けていくというのが大切です。
テストでいい点とれても、指示待ち、やる気なし、創造力つかえない、気力なし、短絡的、イライラ、ストレス、毎日おもしろくない、つまらない、では困ります。笑
Qどうすればいいと思う?どうなれば理想?
Veo necesario que los aprendizajes matematicos basicos, sobre todo el calculo y la resoluccion de problemas tuvieran mas peso y se les pudiera dedican mas tiempo para que se convirtiese en algo rapido y eficaz. (基本的な数学的学習、特に計算と問題解決がより重くて、より速く効率的になるようにもっと時間を費やすことが必要か。)
➡私的には
学童期に時間を費やさなければ
いけないのは
理解力、
目の前のことを丁寧にやる力、
忍耐力、習慣化、継続する力、失敗してもへこたれない、自分で考えようとする姿勢、自分を信頼する力などなど・・・ですね。
計算は、遅くてもできるならば
量や速さはそこまで求める必要性はないでしょう。
なぜならば、
量と速さを求めるとき
脳は考えることをやめて単純作業をしている
だけだからです。そっちの方が楽なんです。
エネルギー使わなくていいから。
とにかく、深く考えるという回路は
育てるのに時間もエネルギーもかかるのです。
何故ならば、
脳にとって面倒くさいことだからです。
脳は超面倒くさがりなのです。
ということで、
計算と問題解決を効率よくできるようにしたいならば、
ビジュアルで考える努力をしましょう。
そうすると、
多角的で高い視点から物事を
見る力がつくので
無駄なくムリなく
複雑な計算や問題解決ができるようになります。
もちろん、精密なビジュアル化と操作は
練習をしないとその部分の神経回路が
太くなりません。
脳味噌は実は怠慢なので
反射回路を使いやすくなっていますので、
絵を描いて絵で考えながら、試行錯誤することで
単なる反射回路よりも
動作の重い熟考思考だったとしても瞬時にそちらの回路を
使えるように目指していきましょう!
Majorar la conprension de los planteamiento matematicos.
(数学的アプローチの理解を深める。)
➡結局は国語も算数も同じ。理解、読解力を目を使って(視考力)養うことが近道だし、応用が効きます。脳の情報処理は絵図で
行われているということなので、それをいかに
使っていくかということが鍵になります。
Proporcionar o hacer que los alumunos adquieran estrategias de calculo rapidas y eficaces.( 生徒に迅速かつ効果的な計算方法を提供または提供させる。)
➡そう、でもその方法を今まで誰も知らなかったんですよね。どんぐりDONGURIには全てありますよ。計算方法でも論理的思考も目を使えば簡単に発見することができます。目を使えばわざわざ計算しなくても、一発で答えが分かることも多々ありますしね。それが視考力です。
計算も、より簡単な計算ですますには?・・・
ってなってきて、
こういうときはこうしたほうがいいという
パターンが見えてくるのでとても楽チンになってきます。
Mejorar la comprension de los textons que llevan a la resolucion de problemas. (問題解決につながるテキストの理解を向上させる)
➡どんぐりDONGURIで。まずは、絵を描いて理解する。意識して丁寧に視覚イメ―ジ想起をスムーズに行えるように。理解が出来れば、誰でも自動的に考えれるようになる。
これまでの経験として、
問題が解けないときの
ほぼほぼ80%は絵がちゃんと描けていないからでした。
絵が問題文通りにちゃんと描けている
つまり、しっかり理解しているとき
遅かれ少なかれ、答えでます。
Extraer estrategias que permitan anticipar operaciones y resultados, p.ej.
saber si el resultado va a ser mayor que los datos o menor . si el problema implica operaciones de adicion , sustracion, reparto etz. (結果がデータ以下であるかどうかを知るなど、操作と結果を予測できる戦略を抽出する。)
➡戦略はどんぐりの視考で。目で考えれば、幼児や小学生でも一見難しそうな問題内容と答えが一発で分かる。だって、見える=分かる、理解する だから。
とは言っても、最初から戦略をたてるとかパターンをみつける
ということは
けっこう難しいです。
自分で一個一個
壁にぶち当たりながら試行錯誤していっているから
それをパターン化できる、戦略をたてれるという
感じにだんだんなっていきます。
それでも、
4年生くらいまではひたすら
壁打ちでしょうね。
つまり、自分でひとつひとつ潰していくというような
ことが大事だということです。
忍耐力いりますよ。
自分を育てるということですからね。