それでは、引き続き
今日は、スペインの小学校の先生のアンケート第4弾です。
アンケート3 教師歴20年未満 1年生
Q現場の問題点は?
el razonamiento de los problemas.(問題の推論)
論理的に考える事、ですかね。
➡これまでの伝統的な価値観とか思い込みが
頭にこびりついてますから、
それがブロックしてしまうんでしょうが・・・
実は、論理的思考力をつけるのは本当に簡単なんですよ。
私もそうだったんですけど、
数学的アプローチとか論理的思考とかって、
問題を読んだら
計算式をきちっとたてて、答えを出さなければ
いけない、って思いこんでたんですけど、
実は途中が完全に抜け落ちてしまっているんです。
数学的アプローチ、論理的思考って
計算式を立てることではないんです。
計算式をだーって並べてたら
なんか頭よさそうですけど、そうじゃないんですよ。
計算式を立てる前段階の、
答えまでの道筋を見つけることが、
論理的思考なんですよ。
計算式や計算は、単なる後付けに過ぎないですよ。
どうやって考えたかをみんなに分かるように
書き記したものに過ぎません。
そのすっぽり抜け落ちた部分を
みんなに気付いてもらって、
子ども達にしっかりと指導しさえすれば
みんな学力up間違いなしなんです。
Qどうすればいいと思う?どうなれば理想?
Establecer im procedimiento fijo para los alumnos
con mas dificulutad que podria ser de
/analisis de los datos
/analisis de la cuestion final;tenemos todos los datos para solucionarlo o para el contrario hay que buscar o doducir algun otro dato.
(以下に生徒の困難さが固定されている可能性があります
/データの分析
/最終的な質問の分析
我々はそれを解決するためのすべてのデータを持っているか、あるいは逆にいくつかの他のデータを見つけ出すか作り出す必要があるか。)
➡analisis de los datos(データ分析)が出来ていないつまり、平たく言うと問題内容と質問をよく理解できていないということですよね。
問題解決のためのデータは問題文に書いてありますよね。
でないと、条件がないと一つの答えになりませんからね。ですから、問題文に書いてあるデータ(どのような条件下で問題を解くのか)をきちっと把握(理解)する必要があります。
次に先生が書いている、hay que buscar o doducir algun otro dato(他のデータを見つけ出すか作り出す必要がある)というのは、上で把握した(理解した)データを、質問に合うように操作(移動、変形、複写、比較)することにあたります。これが、考えるということです。
こうかくと、すごく難しく思うかもしれませんが、
とにかく、理解したものを絵に描いて、目で見えるようにして、
次に、どうすれば質問で問われている答えがでるだろう
と問いかけながらその絵図をよく見る。
そうすると、人間だれでも勝手に考えるんです。
脳が・・・。
確かに、多少時間が必要ですよ。
で、どうすれば答えに辿り着くか、そうか、
こうして、ああして、そうすればいいんだなって、
分かった時点で、計算するんです。
そしてまず私達はEstablecer im procedimiento fijo para los alumnos(以下に生徒の困難さが固定されている)という状態がいろんな学校やクラスで通常の状態であるということが尋常ではない状態だということに危機感を持つ必要があります。
理解や思考が出来ない子供は実は一人もいません。理解や思考が出来ないように育ててしまっているというのが現状です。まずは、子供達に理解とはなにか、理解するにはどうするかその方法を教えましょう。簡単です。
絵を描いてしっかりと理解・読解が出来るようになれば、誰でも自動的に考えられるようになります。