どんぐり問題【年長】 育児

認める、理解するってすっごく大事

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今日は算数よりも日本語よりもとにかく大事で

これがなくっちゃ始まらない・・・

 

というお話をしたいと思います。

 

 

 

子供でも大人でもそうなんですが

 

『認める』ってすごく重要だと思います。

 

親から

どんな自分でも丸ごと受け入れて認めてもらえる

一生懸命にやっている自分を認めてくれる

 

ことほど子供が安心・安定することはないと思うんです。

 

例えばですが、

 

私が確かその時年長さんだったと思います。

お母さんからお使いを頼まれました。

 

祖母の家から50メートルくらい先の個人商店に行って

お味噌を買ってくるというミッションです。

 

1000円貰って行きました。

 

お味噌を買って1000円払うと、

レジのおばあちゃんが100いくらかくれたんです。

 

で、心の中で「おつりが少ない。」って

思いました。

 

そこで、すんごい頑張って、勇気を振り絞って

いいました。

「おつりが間違ってる。」

 

すると、おばあちゃんが

100円玉を500円玉に変えてくれました。

 

その瞬間は何とも言えず嬉しかったですねー。

おー、私ってすごい

 

 

みたいな。

 

 

 

満面の笑みで帰ってお味噌を渡すと。

 

母親に怪訝な顔で、「10円足りない。おつりぐらいちゃんと

貰ってきなさい。」

って怒られました。

 

この時の理不尽さっていったら。

 

こんなに頑張って買い物してきてあげたのに

その説明をする間もないですよね。

 

 

で、何がいいたいかと言うと

 

認める・理解するっていうことは相手と同じ目線に立たないと

出来ないってことなんです。

 

失敗したらから怒るとか

上手に出来たから褒めるとか って

 

結局上から目線ですよね。

 

しかも、やっぱり大人の方が立場的に強いですから

一方的に何か言われたら我慢するしかないし、萎縮して

しまうし、理不尽なことがなされても、言う事を聞かなければ

いけません。環境に適応しなければ生存が脅かされます

からね。

 

 

ですから親として強い立場にあるが故に

もう一度子供の視点に立って物事を見てみるということ

が大事だなあと思います。

 

そして、出来る部分出来ない部分は関係なくて

その子本来のいいところ、頑張っているところ、を

評価するのではなくて認めて、労ってあげる。その子の

興味や好きなことに共感すること。

 

子供って実は結構考えていたり、思った以上に頑張っていたり

するんですよね。やっぱり、親から嫌われたくないですから

評価されるならそれに答えようとするのは当然です。

 

子供を評価するのは辞めた方がいいです。つまり、

出来る出来ないで判断しないということです。

 

やっぱりどんなときにも一緒に歩いてくれる人、自分の楽しみを

一緒に分かち合える人だったら

子供も信用できますよね。信用していれば自然に

こちらの言う事や要求も受け入れてくれると思うんですよね。

 

 

人として当たり前のことと言えばそうなんですが。

 

あとは、親自身が~でなければいけない、~しなければいけない

こうあるべきだ・・・

という自分へ対する規則が厳しい人も、それを子供に

押し付けていないか、子供に求めすぎていないかも

同時に考えてみてはどうでしょうか。

 

 

ガンジガラメで生きるのは非常に苦しいですから。

 

 

ところで、子供の脳が大人の脳と機能的に

同じになるのは11歳~12歳ごろですから、そこを目指してしつけて

いけばいいのです。最初からなんでもキチンと出来るなんて

無理ですから。

 

今一度この子の振舞はこの子本来のものなのかそうで

ないのかちゃんと見極める必要がありますよね。

 

必要以上にしっかりしすぎていないか

頑張りすぎていないか

無理していないかどうか

いいこちゃんでいすぎないか

変におちゃらけていないか

そわそわして落ち着きがないかどうか

粗雑ではないか

何でもない状況なのに変に反抗的とか

親の顔色伺っていないかどうか とか・・・

 

本来の自分が認めてもらえず、結果だけ評価されるような

環境だと、最終的に自己肯定感がとても低くなります。その

症状は+にも-にも出てきます。

 

で、自己肯定感が低いと、自分に自信がないので

例えば

ちょっと注意されるとイラッとくる・ブスッとふくれる・黙り込む・暴力をふるう

すぐキレる

ちょっとしたコメントに傷つく

上手くいかないと物に当たる

間違えるとふてくされる

アドバイスを素直に受け入れられず否定されたと感じる

不都合なことが生じた場合に冷静にコミュニケーションがとれない

 

などなど何でもないことに感情がいちいち傷つけられてしまうので

成長の妨げになってしまいます。なので、本来はもっと

飛躍できるはずが、心の足枷があるためにブロックして

しまうんですね。

 

 

で、大人になってから、コーチングとかアサーティブとかいろいろ

セミナーに通う羽目になります。(笑)

 

 

ちょっと長くなりますが、最後に

最近思うのが、自分の子供を子供と思って育児をするのでは

なくて、将来一緒になにか面白いことをするパートナーを

育成していると思うと楽しいということに気がつきました。

 

今は分からんチンの子供ですが、あと十年もすれば

長男なんて使える人材になると思うんですよね。

 

マニュアル人間ではなくて仕事が出来る人に育てるんですから

あえて間違えさせて自分で自分で気づかせる、工夫させるというのも

必要ですしね。

 

 

うちの子どもがよく言うのは、

僕がコップを壊したら怒られるけど

お父さんが壊しても怒られないのは何でー。

です。

 

確かに。

 

子供ですが、その前に尊重されるべき一人の人間

として接することが重要ですね。

 

《おまけ》

0mx11

ちいさなかばさんと おおきなかばさんが いっしょに みずを

のんでいます。おおきなかばさんは はんぶんのじかんで ちいさな

かばさんと おなじりょうの みずを のみます。では、いままでに

ちいさなかばさんが 4はいのみずを のんだとしたら、おおきな

かばさんは なんばいの みずを のんだことに なるでしょうか。

 

年長さんのときは 半分の時間 と 量 がよく分からず

分からん帳いきになった問題です。

 

 

 

 

 

その一年後 解けました♪

 

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ルクセンブルク大公国5か国語環境で、5人の子育てをしながら、ゆっくり・じっくり・マイペース日本語継承語教育と考える力を伸ばす『どんぐり倶楽部』の算数教育方法を広めています。

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